2016年7月24日 勉強会の感想 

タイトル 1「大家さん達の心配の声」

日頃、保険代理店任せになりがちな火災保険に関して、具体的なケースを交えて分かりやすく説明してくださいました。地震により火災が発生した場合「火災保険により全額カバーされない」ということです。主な原因が「火災」ではなく、「地震」ということになるからです。地震により建物が全壊した場合、当然地震保険によりカバーされます。しかし、地震によって建物が全損すること自体は意外と少ないそうです。「東日本大地震のときに○社が建てた家で全損になった例は1件もなかった」というのには驚きました。これとは逆に地震により火災が発生した場合、建物が全壊となることが多いそうです。このような地震による火災の損害をカバーするためには、別途特約に加入する必要があります。このような保険を用意している保険会社もあるということでした。また、賃貸物件の借主が孤独死してしまった場合、室内で殺人事件が起きてしまった場合に発生する具体的な損害について説明してくださいました。会場の皆様が、「こんなことが起きたらどうしよう」とぞっとしているところに、これをカバーする保険があることをご説明いただきました。普段面倒で目を背けがちな分野ですが、「備えあれば憂いなし」です。きちんとした知識をもって危険に備えることの大切さを改めて感じました。

タイトル 2「 入居者の心をがっちりつかむ!カラーコミュニケーション ~ トータル着こなし術 ~」

N先生はカラーテクニックに関して、大学や専門学校でたくさん講義等を担当しておられる気講師です。今回は、家主が入居者の心をつかむためにどのようなカラーを選ぶべきかについて講義してくれました。驚くべきことに、第一印象を決めるのは「視覚が87%」であり、6~7秒以内に決まるそうです。そして、視覚のうち「色からの情報が80%」だそうです。いかにカラーが大切かが、わかりました。先生は、どういったメッセージを相手に伝えたいかによって、色を選ぶべきであるとおっしゃっていました。色彩心理学では、赤は情熱、ピンクは安心、黄色は親しみ等、相手に与える印象の違いがあるとおしえていただきました。不動産オーナーとしては、誠実さ・安心感を印象付ける青色の服を着て接客するのがおすすめだそうです。また、トイレとかお風呂とか、小面積の部分にピンクを使えば、女性に人気があがり、早く入居者が決まる傾向にあるということも教えていただきました。私は仕事として弁護士をしているので、日ごろの仕事着も「誠実さ・責任感」を印象付けられるように青色を着ようと思いました。先生は笑顔で軟らかい雰囲気の方ですが、そのお話は自信にあふれていて力強く、先生のお話は自然と心に伝わりました。もしかしたら、これも先生のカラー戦略の結果かも?とか思いながら心地よく最後まで講義を聞かせていただきました。

タイトル 3「キャッシュフローを改善するための不動産戦略」

Oさんは、「日本で唯一資産家の味方になる不動産コンサル会社」であるS社の代表取締役をされています。Oさんは、資産家が不動産業を運営したり、投資したりする際に、業者が自己の利益を優先してしまうのが現状であり、本当に資産家の味方になる業者がいないことに問題を感じているそうです。今回のセミナーでは、不動産とキャッシュフローに関すること、相続税対策について全般的にご説明いただきました。相続税対策は、あまり大っぴらに公表することは不謹慎と批判されるそうで(笑)、今回はセミナーだからこそ聞くことができたお話しだと思います。

S.I

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