「不動産管理会社を活用した節税対策」を受講して
T先生のお話は、とても実践的で専門的な内容に感じました。
法律もからめた説明は、その場で理解することのできなかった箇所もありましたが、今後に役立つことは確かで、復習する気にさせられました。 先生のお話では、法人や家族を活用する節税方法の効果の大きさを改めて感じました。 ただ、役員報酬や管理委託料など、実態が伴っていなければ、税務署からは否認される可能性があるとのことでした。
また、通常ではありえない取引が行えてしまう同族間では税務署の目も厳しく、契約書や資金の流れなどは明確にしておく必要があるとのことでした。
節税対策にただただ必死の私としては、これらの取引の可否を客観的に判断するのは難しいなと感じてしまいました。 相続対策のひとつとして、不動産を株式会社保有にして株式を分割贈与する方法では、むやみに複数名に贈与すると後の代でもめる可能性があるとのこと。
またその際に、建物のみを法人が買い上げる手法を用いるならば「無償返還の届け出」を提出しないと借地権が発生する恐れがあることを、先生は何度も指摘されていました。
あと、生命保険を活用する手法では、無目的に活用してもただの利益の繰り延べで、解約すれば一気に利益を計上するハメになること、単純返戻率が低い時期に解約せざるを得なくなると節税ではなくただの損失になってしまうとのことでした。 先生のお話を伺い、節税対策には各人の状況と目的に応じて使い分けなくてはいけないと感じました。
またこれらの手法は、時間をかけて効果を生み出すものも多く、後先考えずに飛びついてはいけないなと感じました。
「素人サラリーマンが始めた大家業」を聞いて
とにかく楽しいお話でした。
数々のトラブルに遭われながらも、物件を買い進め、前に進む姿勢には敬意を表します。どのエピソードにも面白いオチがつき、思わず吹き出してしまいました。
何より、深刻なトラブルもオチ付きでお話しをされるので、とても勇気を頂けました。
F.M