7月21日初参加のKと申します。
皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今回の研修について、感想を少し書かせていただきます。
ち ょうど、古い賃貸アパートを保有されているクライアント様の資産活用の相談がありまして、
①ゼネコンに依頼すべきか=ここでは一括借り上げを得意とする某大手住宅メーカー
②CM(=設計事務所)=ここでは分離発注とします。
に依頼すべきかという点についてどういった視点で判断すべきなのか、という点についてなかなか答えが出せず少々困惑する場面がありました。
もちろんこの相談に対する答えは未だ出ていません。条件を整理し、お客様のライフスタイルや投資に対する考え方などを考えながらじっくり選択肢を絞っていこうと思っています。
一般的に、投資利回りを考えた場合、建築コストは利回り、初期投資の回収という点でもとても重要なファクターを構成します。
①の場合のメリットは家賃保証と入居者の斡旋により長期の収入が安定、デメリットは投資コストが高い、一括借り上げに係る手数料により、収入の10%が減額される。
②の場合のメリットは投資コストが安い、デメリットは入居者募集、長期のメンテナンスにもんだいが残る、
など様々なメリットデメリットが考えられると思います。
メリットデメリットは、投資という観点からは、投資される方の投資方針や他の資産(不動産や金融資産その他)の保有状況などにより答えはすべて異なってきます。
このように、メリットデメリットをいくら考えても、最終の判断をするのは投資家ですが、常に投資家は何かしら背中を押す(押してくれる)要因が欲しい、と考えるのも全く否定はできないと思います。
今回の勉強会では、前半でCMという方法により、一連の建築コストを削減しながらより良い建物を建てるというポイント、後半で泥臭い管理にも多くの光明があり、自助努力により様々なネガティブ要因をポジティブ要因に変えられる、というそれぞれの大きなポイントを学ばせていただきました。
冒頭の相談に対する答えは、私の課題ですが、私も小さな一家主として、また、一専門家として非常に有意義な勉強会でした。
ありがとうございました。